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自己紹介 No.10:斎藤菜都実

では、自己紹介をお願いします!

 

 こんにちは!創価大学3年法学部の斎藤菜都実です。現在は、法学部国際平和・外交コースに所属しており、国際問題について多角的に勉強しているところです。私は小さい頃から他の女の子とは違うことに悩みながら育ってきました。「女の子らしい」ことを好きにならないことや、一人を好むことが周りの女の子には理解されず、なかなか仲良くなることができませんでした。たびたび「女の子らしく」した方が良いと言われ、まるで自分自身が否定されているようでとても苦しかったです。今では、そんな自分自身を卑下することなく自分の個性を認めることの大切さを実感していますが、ここまでたどり着くのに約20年もの月日が過ぎてしまいました。晴れ晴れしい青春時代を過ごせなかった悲しさは今でもあります。海外に行けば、日本から逃げてしまえば、私の個性は楽々と受け入れてもらえると思います。しかし私は他の日本人に私と同じ思いをさせたくない、日本を変えたいと思っています。今回、ISCに参加させてもらえるのは本当に嬉しいことですし、できる限り頑張っていこうと思っています。


トピックについてあなたの考えを教えて下さい!

 

 私たちのテーブルトピックは「へトロセクシズム(異性愛主義)」です。へトロセクシズムの根本的な原因は、決められた「規範」に即さなければいけないことだと思っています。それも厄介なことにその「規範」は私たちの無意識下で自然に作られているのです。その「規範」は私たちのイメージによって形作られています。

 あなたは、以下のようなイメージを持ってはいませんか。ランドセルは、男の子は黒もしくはその系統の色の、女の子は赤またはそれに即した色合いのものを背負っているというイメージはありませんか。力仕事や研究職は男性の仕事のイメージで、キャビンアテンダントや受付嬢は女性の仕事のイメージがありませんか。いまだ日本ではこのイメージは根深く残っています。このように、あなたも無意識のうちに決められた「規範」の中で生活しているのです。この「規範」は社会的に全ての人間を「男性」と「女性」という括りに縛っているところから起きていることです。

同様に、人間は異性を愛することが一種の「規範」として認識されています。この「規範」は、人の固定観念をより強固に脅迫的にしていきます。この「規範」の中で生きている限り、LGBTQの人たちが社会的に排除されやすいのは目に見えて分かることです。もし、この「規範」を取り除くことができれば、私たち人間は「規範」を超えた一つの共同体を目指すことができると思います。



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